上海の野良犬たち
娘の友人達には犬、猫を飼っている人が多いのですが、どこで手に入れたかということを聞くと、大抵が、道で拾った、もしくは道で拾った犬を保護しているレスキュー団体から譲り受けた、といいます。
欧米人と中国人の犬に対する感覚はまだまだ全く違います。実際、金銭的に豊かになってきている上海人はペットとして犬猫といった動物を飼い始めてはいますがそれはまだ全体から見れば少数派。ただの野良犬、野良猫を餌付けしているだけの状態も多く、見回りの人(警察?)が多くの野良犬たちを捕まえて処分しているのが現実のようです。しかし、もしラッキーであれば寒い冬、凍えそうな時道端や、飢えから、そして車に轢かれそうになるところから救い出された犬たちがいくのは、レスキュードッグといった団体、そして里親達のところです。そこでは里親が、引き取り手が見つかるまで必要な予防接種や検診、チップを入れたりといった登録事項等を済ませて、場合によっては外国に引き取り手がある場合もあるので犬を輸出する手続きも済ませてくれます。
また、学校で動物好きが集まるクラブのようはグループが保護された動物の面倒をたまに見たりもします。しかしそれでも引き取り手が見つかる犬は相当ラッキー。実際、たくさんの欧米人たちはそのルートで上海にいるうちに犬を引き取り、将来的に自国に連れていっているのです。
例えばこんな団体があります。
また、動物と一緒に飛んでくれるフライトボランティアも募集してます。