初めてのお留守番、一人で年越し
バタバタしながら、犬を置いたまま私たちは出発しました。
ピーナッツはとても頭のいい子犬だったので、すぐにトイレの場所を覚え、出発するまでにはトイレはとりあえず、決まったところでするようになり、それは一安心。ところが、数日たったころ、友人のオランダ人からメッセージが入りました。
”ピーナッツが2階から降りないようにセットした扉が壊れているし、そこらへんでトイレをしているわよ、ちゃんとアイさんがトイレに外に出していないんじゃないの??”
えーー?ということで早速アイさんに聞いてみると、何の問題もないとのこと。
うーーん。。
アイさんが再度朝、昼、晩ときていることを確認して更に、トイレのことも確認。犬用の扉は家の管理会社に電話して、チェックしてもらうように指示。
ところがまた友人が、”このままじゃあ、あなたが家に帰ってくる頃には家中すごい匂いになっているわよ”と言ってきます。 更にアイさんに確認すると、彼女もちょっとカチンときたらしく、”そんなにカリカリしないで、自分は週末もなく毎日三度もこの家にやってきてやることちゃんとしているわよ”、と、逆ギレ。。。はあ。
何と言っても、自分たちは12時間も離れているところにいるんだから、彼女をあてにしないわけにはいきません。やっぱり、人に色々頼むのは疲れるなあ、と。今更ながらなんでこんな時期に犬拾ってくるかな、と思って見たり、だから動物は困るんだと思って見たり、、、まあ後の祭なんですけどね。そうやってなんとか年末を越しました。
いきなり3週間ほど犬を家で留守番させることに。
さて、グーグル翻訳を片手にアイさんに犬が好きかを聞いてみると、なんととっても嬉しそうに、好き好きと言います。うーん、どう見ても掃除するより好きそう。。。
早速、自分たちが3週間ほど家を開ける間に毎日来て犬の面倒を見てくれるかを聞いて見ました。幸か不幸か、正月休みはこちらは2月なので、12月31日も元旦もそれほど休み感がありません。田舎に戻ることもないとのことなので、毎日来てくれることになりました。1日3回、朝昼晩と様子を見てトイレを綺麗にしてちょっと構ってあげる、餌の量とか細かいことをメモしました。中国語がわからなくても漢字が書けると言うのはいいですね、あっているかどうかわからなくても、アイさんはわかったわかったと言うので大丈夫かと。(後できずいたのですが、実は彼女はあんまり指示を見ていなかった)そしてバックアップのために、娘の友人たちにも声をかけて代わりばんこに様子を見に来てくれるように頼みました。それから念のために、近所のオランダ人にも、声をかけると、”じゃあうちの犬と遊ばせるわ!”というのでまず、一安心。
ところが、注射のために犬を病院に連れて行くと、ドイツ人の先生が注射が全部終わるまで他の犬と遊ばせてはいけないと言います。困ったな、と思うものの、その通りにオランダ人に伝えると、”えー なにそれ? うちの犬は大丈夫よ。犬の社会性を養うには小さい頃にちゃんと他の犬と遊ばせないとダメなのよ、うちの子と遊ばせられないならおたくの面倒みるのは嫌だわ”とのことになり、、、でもうちももう出発まで1週間を切っており、それ以外に頼れる人もなし。とにかく毎日でなくてもいいので週に2回くらい、家をみに、特に、アイさんの様子を見に来てよ、と頼みこみ、なんとか了承してくれました。(汗) アイさんと言ってもまだうちで仕事を始めて2ヶ月、彼女の仕事ぶりを見てもそれほど信頼をおいてない私にとっては色々な人の目を通じて犬を見てくれる状況を作ることが大事だったのです。
そう言う状態だったので、家の鍵がいろんなところに行くことになり、防犯も何もあったものじゃない。幸いうちのコンパウンドは外人住宅なのでセキュリティを心配しなくていいのはよかったのですが。。。
預け先を探る
さて、飼うことを決めたのはいいものの、動物病院をめぐるうちに12月に入ってしまい、もう2週間後には旅行でしばらく留守をすることは決まっていました。近所の人達のグループチャットで、犬の預け先を知ってる人いますか?、と聞いてみると、早速連絡がありました。彼女はすぐ近所に住んでいるオランダ人。実は拾ったばかりの子犬で早速預かってくれるところを探しているとの話をすると、ペットホテルを紹介して教えてくれました。早速、そこのHPをチェックすると、各種の予防接種をしていないと、預けること不可とのこと。しかもそれらの予防接種は数週間から1ヶ月間を空けて受けなければならないものもあり、あと2週間でその注射を全て打つことは無理だということがわかりました。さあ、どうしたものか。
前述のオランダ人に再度相談。一体みんなどこに預けているの??
1 各種ペットホテル
外国人が預けるようなペットホテルは、広いドッグラン施設を併設したもの、教育も少しやってくれるところ、それから個人的に面倒を見てくれるところがあります。
2 お手伝いさん(アイさん)に世話を頼む
大抵の家がお手伝いさんに仕事を頼んでいるので彼女に犬の面倒も見てもらうこともあります。
3 病院
注射をしていない場合は他の犬との接触を避けなければいけないためにケージに入れっぱなしにはなるものの、預かることはできるとのこと。
さて、うちの場合週に数回頼んでいるお手伝いさんに犬の面倒を見てもらえるか聞いてみました。。。と言っても、私は中国語がほとんどできず、彼女もあんまり英語ができない中、筆談、翻訳機の助けを借り、なんとか交渉開始。。。
動物園の動物達
ところで上海市内にももちろん動物園があります。もちろんパンダもいます。しかし、なんとなく、悲壮感が漂うと思うのは私だけ??
餌をあげないで、というマークがあっても見学者たちは面白がってお菓子やパンクズのようなものを投げています。
よく見るとラマの居場所には猫も入っている。。。どういうわけか入ってしまった猫は出れなくなってしまったのでしょうか。
象もいますが、ぶっとい鎖で繋がれていてほとんど動けない状態でなんとも見ていられない光景。どうにも気分が盛り上がらない動物園です。。っていうかそもそも動物を檻に入れるという考え方そのものがやっぱりおかしいのかもしれませんね。
まあここで、何やらアンケートをとっている小学生らしき子供に話しかけられました。何いっているかわからず、ごめん、わからない、と英語で答えると、突然流暢な英語で返事が返ってきました。わーー、もちろん、ネイテゥブではないけど、いいたいことはわかる。すご!ここで改めて、3歳から英語教育に熱心な上海人たちの姿を垣間見ることに。
上海の獣医さん その2
まず、一番始めに行ったのは、何人かの友人たちに紹介されて行ったドイツ人の獣医さんのところでした。彼女はもう10年以上上海にいるエキスパート。でも予約がとれないと聞いていたので、とりあえず、行ってみました。そこは彼女以外に何人か他の中国人の先生たちもいて、案の定ドイツ人の先生は忙しかったので、中国人の先生にチェックしてもらうことに。“そうだね、大体生後4ヶ月半くらいかな?この子は。” そして、お腹の中に虫がいるかどうか確認する錠剤をもらったり、血液検査をしたりしました。(病気の検査)そしてのみもチェク。一通り見た後、偶然にもドイツ人の先生が入ってきて、話す機会がありました。そこで子供が拾ってきたこと、こういう風に拾った子を飼っても大丈夫なのか等、色々心配事を聞きました。
特に心配だったのは狂犬病のこと。彼女いわく、10年以上いて、1度しか、見たことがない、しかし、中国全土で考えるとかなりの数いること、それからコウモリとか猫とか他の動物もキャリアーになること、という話を聞き、やはりネットで調べるのと現実は結構違うな、という感じも受けました。そしてその後、狂犬病の注射のためにもう一軒の病院に行ったのですが、私は結局、誰かに大丈夫この犬を飼っても平気だよ、(もしくはやめなさい)っていって欲しかったんだと思います。その後も含め、私は5人以上の獣医さん、そしてお医者さんと話をして、飼ってはいけない理由がないとまで言われてしまったのです。